日本にしかないもの(第1回まとめ)

スポンサーリンク

①バナナ自販機

バナナの自動販売機がある国、日本


banana

これはさすがに日本にしか存在しない代物。初めて目にしたときは「ほんとにこんなもの必要か?」と思いましたが、ある日地下鉄乗り換えのため歩いていたら目に留まり、ちょうど空腹だったので、同行の友人とともにおそるおそる購入してしまいました。出てきたのは「つめた~い」バナナ。かゆいところに手が届くサービスというか、まだかゆくないところを先回りして掻いてくれるようなサービス。日本ならではです。

バナナ自販機、欧州の携帯電話会社OrangeのCMにも登場



若手白人ビジネスマンが出張に来て体験した「日本」。外国人目線で日本が描かれていて、日本人にもとても興味深い映像ですね。外国人の眼に日本の何が「新鮮」に映っているか、よくわかります。もちろんバナナ自販機も登場!余談ですが回転寿司屋のお姉さんとの交流シーンに胸が熱くなりました。

株式会社ドールによるニュースリリース


http://www.dole.co.jp/company_info/news/2010/news_0722.html

東京メトロ駅構内にバナナ自販機が登場



②カプセルホテル

なぜ海外にはないのか?


カプセルホテル

日本にしかないものの代表格、カプセルホテル。海外では「日本人は筒みたいなところで寝てるぞ!」と都市伝説のように扱われたりも。カプセルホテルの最大の魅力はその宿泊料金の安さ。海外の安宿は、安いけど汚いところが多い。一方日本のカプセルホテルは軒並み清潔。もし海外にカプセルホテルがあったら泊まってみたい、というか、日本人ビジネスマンがたくさん来るエリアでカプセルホテルを経営したら儲かるんじゃないか、と考えてしまうほど個人的には思い入れがあります。

外国人の反応




カプセルホテルが登場するのは3分30秒。ハマる人も続出、日本人としては嬉しいですね。完全な余談ですがナレーション担当はあのパックン。「さすが。英語が上手」とYouTube上のコメントでも好評。ナレーターとしての能力も突出していますね。

カプセルホテル、欧州の携帯電話会社OrangeのCMにも登場



若手白人ビジネスマンが出張に来て体験した「日本」。外国人目線で日本が描かれていて、日本人にもとても興味深い映像ですね。外国人の眼に日本の何が「新鮮」に映っているか、よくわかります。もちろんカプセルホテルも登場!余談ですが回転寿司屋のお姉さんとの交流シーンに胸が熱くなりました。

③二宮金次郎像

小学校にあった二宮金次郎(金治郎・尊徳)像


nino

「うさぎ追いし かの山 こぶな釣りし かの川♪」みなさんのふるさとの小学校には二宮金次郎(愛称:ニノ)の像がありましたか?背中に薪を背負い、本を読みながら歩く勤勉な少年の模範像です。思い起こせば「夜中に学校に行くとニノが校庭を走っている」などという都市伝説もありましたね。筆者は恥ずかしながら、20代になってからもこの伝説の真偽が気になって、夜中の小学校に行ってみましたよ。結果は……もちろん普通に銅像のままでした。

何をした人?


nino1

で、ニノって一体何をしたの?と思ってWikipediaを読んでも、いろいろ書いてあって、なんだかよくわからない。こういうのって情報量が増えることの弊害ですよね。それはさておき、つまりこの人は、江戸時代の終わりごろに生まれて、学校時代は勉学に励み、大人になってからは武士の家来としてお勤めしたそうです。その際に、農民への農業指導のようなことを行い、それが結構うまくいったそうです。明治に入ると、彼の勤勉さを持ち上げることで国民に尽忠報国(お国のために尽く)させようとする政治家が登場しました。つまり彼は政治利用されたわけです。その後ニノ像は建築ラッシュへ。

像が小学校から消えている?


日の丸の旗 二宮金次郎 三光堂盤



最近では「本を読みながら歩く姿を子供達が真似をすると交通安全上、危険である」との観点から、各地で像の撤去が進んでいる模様です。一理ありますね。どうせなら全国の小学校から撤去した像を一か所に集めて並べ、まるで「三十三間堂」のように配列・展示したら、外国人もビックリ仰天の観光名所ができると思うのですが……中途半端な官制クールジャパン戦略よりこちらのほうがよっぽどクールですね。

④缶入りコーンポタージュ

外国人が日本に来てびっくりする飲料がこれ!


corn

冬場に日本の自販機でふつうに売られている「コーンポタージュ」。外国人にしてみれば「えーー!コーンポタージュが自販機で買えるの!?スゲーCOOOOL」ということらしいです。外国へお土産は、定番の東京ばな奈とか、扇子、日本人形、折り紙とかを持って行くよりも、「缶入りコーンポタージュ」を持って行こう!間違いなく受けるし、しかも、持って行く人あまりいそうにないから……アキバで売ってるおでん缶やラーメン缶もいいかも知れないけど、外国人にもなじみのあるコーンポタージュがベスト。「これが自販機で買えるんだぜ~。中の粒入りコーンがしゃきしゃきしてるんだぜ~」と話題に事欠かない。

上級技


oshiruko

海外の甘党に「缶入りおしるこ」をプレゼントするのもいい。飲んだときにどんな顔をするか見てみたいですね。

⑤梅干し

梅干しについて


umeboshi

日本人にはおなじみの「梅干し」。あのすっぱさ、たまりませんよね。
梅干し(うめぼし)とは、ウメの果実を塩漬けした後に日干しにしたもので、漬物の一種である。日本ではおにぎりや弁当に使われる食品である。
出典:Wikipedia

梅干しの効能


umeboshi2

梅干しの効能としてよく語られるのは次の3点 

①疲労回復
②消化吸収改善⇒クエン酸の酸味が唾液の分泌を促し、消化吸収を良くする
③防腐⇒おにぎりに梅干しを使うのは、防腐効果を期待されてのこと

梅干しは体によく、リンゴと同様に「医者いらず」と呼ばれている。

【動画】かわいいアメリカ人の女の子が梅干を食べたときの反応



⑥椿油

椿油とは


tsubaki

椿油は、ツバキ科ツバキ属のヤブツバキの種子から採取される植物性油脂。用途は、
食用のほか、化粧品、薬品、また石鹸などの原料としても用いられる。
出典:Wikipedia

「化粧品」とは主に髪油(鬢付け油)のこと。椿油をほんの少しだけ木の櫛に馴染ませて髪をとかすと、とてもスムーズな仕上がりになります。

日本由来「椿オイル成分」といえばTSUBAKI


椿を使った有名製品といえばコレ!派手&ロングランな宣伝でよく知られているシャンプーです。日本人女性の美しい髪と椿オイルを重ね合わせて製品のイメージアップを図っています。使用感は悪くないと聞きますが、次のような批判もあります。

「日本の女性は、美しい」と売り出された資生堂「TSUBAKI」。蒼々たる女優を起用し、タイアップ曲がSMAPとくれば売れて当然。シャンプーでトップシェアに出て「日本の女性にありがとう。」と感謝CMまで流している。だが調べてみたら、昔からの椿オイルに、頭皮のバリアを壊し髪のトラブルの元になる合成界面活性剤を11種類も配合。これではせっかくの伝承成分が活きてこない。合成シャンプーなのに「生まれ持った素材のよさを、最大限に生かしたくて」というのは矛盾している。

出典:mynewsjapan.com

こんな手厳しい批判にさらされているTSUBAKIですが、膨大な予算をかけて展開し続けているCMの一部をご紹介します。

TSUBAKIのCM特集①



TSUBAKIのCM特集②



TSUBAKIのCM特集③



TSUBAKIのCM特集④



TSUBAKIのCM特集⑤



⑦かまくら

かまくらとは


kamakura

写真:経済産業省

かまくらとは秋田県、新潟県など日本の降雪地域に伝わる小正月の伝統行事。 雪で作った「家」(雪洞)の中に祭壇を設け、水神を祀る。一般には、伝統行事で作られるものに限らず、雪洞自体が「かまくら」と呼ばれる。

出典:Wikipedia

モンゴルの遊牧民が暮らす、テントのような家屋「ゲル」と似ていますね。かまくらという言葉が日常生活で使われる場合、行事ではなく、雪洞を指していることがほとんどだと思われます。豪雪地帯にでもいない限りなかなか目にする機会はありませんが……

Snow house 秋田・横手かまくら 雪まつりの 雪景色 雪見便り 日本の冬



⑧ゴルフボール付孫の手

magonote

孫の手。英語では backscratcher という。僕は最初「孫の手」って日本風の名前だから日本にしかないと思っていた。そして調べてみたら、世界中にあることが判明。そりゃそうだよな。背中が痒くなるのは日本人だけじゃないから。でも、持ち手のところにゴルフボール付けたのは日本人が最初だと思うし、海外にはまだない。持ち手を逆に持てばゴルフボール部分を使って自分で肩たたきできるという。こういう発想の器用さは日本人ならでは。ゴルフでホールインワンしたボールを持って帰る人がいるけど、せっかくだからゴルフ場で孫の手に加工するサービスがあったらおもしろい。

⑨おいしい苺ショートケーキ

世界一の苺ショートケーキ


ichigo

世界各地を旅した私が断言する。「おいしい苺ショートケーキは日本にしかない」と。甘党の私は、世界一のケーキを求めて世界中のケーキを食べ歩いてみた。その結果、幸か不幸か、日本の苺ショートケーキをしのぐおいしいケーキに出会うことは一度もなかった。日本の皆さん。あなたは日本に生まれて本当に幸せだ!


⑩バッティングセンター

日本人が生んだ知恵の結晶


batting

写真:miten.jp

日本人の野球好きは、心底感じている。少年野球、高校野球、社会人野球、プロ野球、草野球……人生のあらゆるステージ、社会のあらゆるシーンに野球が登場し、ドラマが生まれる国、日本。日本の文化は、野球なしでは語れない。ところが残念ながら、日本は国土が狭く、アメリカのように野球場を借り切って野球をするような贅沢がなかなかできないのも事実だ。しかも日本人は多忙だ。小さいころは塾、大学生になればアルバイト、社会人になると今度は働きづめ。そんな、場所も時間もない日本人が、娯楽として野球を楽しむために発明したのが「バッティングセンター」である。

打撃だけでいいのか?という疑問


hoshi

筆者もバッティングセンターにはかなりの資金を投じてきた。仕事が順調だと、スイング時の体と球の切れもよく、バッティングセンター通いがメンタル面や体調の管理にも役立ってきた。しかし、バッターボックスに立つたびに疑問に思うことがある。それは、打撃だけでいいの?と。もう一度言おう。本当に打撃だけでいいのか?と。巨人の星の星飛雄馬に憧れて大きくなった我々の世代だけに、打撃だけでなく、投球にもこだわりたいというのが人情だ。そして、できることなら、自分の今の球速を知りたい。銭湯に行くと体重計に乗りたくなるように、バッティングセンターに行くと「自分が今MAX何キロなのか」把握したい衝動に襲われるのは、私だけではないはずだ。21世紀中には「スピードガン付の投球ゲージを設置したバッティングセンター」の時代が来ると思う。経営難のバッティングセンター経営者は一考してほしい。必ず他社と差別化できる!

海外にも


似たようなものがある模様ですが、「バッティングセンター」とは違いますよね……(弱気)


スポンサーリンク
深海魚
ライター

深海魚

光がまったく届かない暗黒の世界に生息する人間。人生で必要な知恵はすべてR25で学んだ。右投げ右打ち。好きな駅名は「御花畑」。

新着記事


スポンサーリンク