ジブリアニメは日本の誇り
子どもたちに「おもしろいものはこの世界にいっぱいある」ということを知ってもらうために作品を描き続けた宮崎駿監督。どれもこれも、子どもたちから、そのまた子どもたちへ受け継いでいってほしい作品ばかりだ。心がグッとしめつけられるような言葉、じんわり温かくなるような台詞、ちょっと笑ってしまうような名言を、ここでもう一度振り返ってみたい。
「天空の城ラピュタ」よりシータの台詞
地上の世界を破壊し尽くそうとするムスカに対して「土に根を下ろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう」「どんなにおそろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ」
ポム爺さん
鉱山の地下道にてパズーとシータを見て「小鬼だ、小鬼がおる」
海賊の女ボス・ドーラ
「40秒で支度しな!」
地上波でラピュタが放送されると視聴者がネット上で一斉に叫び、サーバーが落ちる滅びの呪文
シータ&パズー「バルス!」
ムスカ大佐
「見ろ!人がゴミのようだ!」「目がっ、目がぁぁぁ!」
「ハウルの動く城」よりハウルの台詞
言うことを素直に聞くソフィに「いい子だ」戦争に行くのをソフィが止めようとしたとき「なぜ?僕はもう充分逃げた」「ようやく守らなければならないものができた、君だ」
「もののけ姫」よりアシタカの台詞
兄の無事を願う妹・カヤに「私もだ、いつもカヤを想う」サンに「生きろ、そなたは美しい」
山犬
「黙れ小僧!おまえにサンを救えるか」「人間にもなれず、山犬にもなりきれぬ、憐れで醜い、私の可愛い娘よ」
サン
「アシタカは好きだ。だけど人間を許すことはできない」
「風の谷のナウシカ」よりナウシカの台詞
指を噛むテトに「こわくない」
大ばば様
「その者、青き衣をまといて、金色の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄な地に導かん」
姫を慕う爺さまたち
「わしらの姫様はこの手を好きだと言って下さる。働き者の綺麗な手だと」
「ルパン三世・カリオストロの城」より銭形警部の台詞
「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」「あなたの心です」
「となりのトトロ」のワンシーン
雨宿りしているさつきたちに「ん!」と傘を差し出す。その後、母親に傘はどうしたのかと聞かれたのでカンタ「だから忘れたのー」その後、さつきたちがお礼を言いに来て、そういうことかと気づく母。
めい
「おじゃまたくし」「とうもころし」
「紅の豚」よりポルコの台詞
ポルコにキスをしようとするフィオに対して「バカヤロウ!そういうのは一番大事なときにとっておけ!」
「千と千尋の神隠し」よりハクの台詞
見知らぬ土地で慣れない仕事に弱気になっている千尋に「わたしはそなたの味方だ」にぎり飯を差し出して「さぁ、お食べ。千尋が元気になるよう、願いを込めて作った」
「ゲド戦記」よりテルーの台詞
「命を大切にしないヤツなんて大嫌いだ!」
子どもの遊び心を持った大人でいよう
子どもの頃、夢見たような物語。ジブリ作品には、大人になって、なんのために生きていこうとするのかわからないまま、さまよっている人たちに、元気でやっていこうというメッセージも込められている。人生に迷子になったら、ジブリアニメを見返してみるのもいいかもしれない。日本人の原点が、ここに集約されているように思う。