食堂かたつむり
あるちょっと変わった母親から産まれた、ちょっと変わった子どもが成長し、料理好きのおばあさんが亡くなったことをきっかけに、家のすぐ隣に、ずっと夢にみていたお店を開く決意をする。主人公の女性は、おばあさん直伝のレシピを参考に、心が温かくなるような、野菜や果物などをふんだんに使い、じっくり時間をかけて作る手料理を披露する。1日1組しか呼ばない分、とても丁寧で特別な時間が流れる。オシャレでかわいい空間に癒されて、いつもより優しくなれるお客様はいつしか、人生が少しだけうまくいくようになる。「食堂かたつむり」は願いが叶う場所として、小さな町で話題になるのだった。