秘境の地に住む一族との出会い
「仰天ニッポン滞在記」は今回で７回目を迎える。電気も水道もガスもない村で暮らす一族が日本の文化に触れたらどう反応するかを見る企画だ。今回も一週間ホームスティすることが決まった。
一族の次期村長になる一家が日本に上陸！
「次期村長の息子に日本の文化を見てもらい、学んできてほしい」との現村長の希望で、一家が日本へ向かった。日本の東京スカイツリーや相撲稽古、アイス、うな重、キャンプなど、日本の伝統や食べ物に触れて、大興奮の一家。どれも体験したことがないことばかれで、ひたすら感動していた。
文化の違い
一族の間では、蝉は食べ物。いもむしはおやつ。鳥を見かけたら弓矢で打ち落とそうとする。動物園では大きな鳥を檻に入れて眺めるだけなんて、考えられないそうだ。
驚異的な身体能力
木登りが得意な長男は、ボルダリングに挑戦すると、日本のレスキュー隊でもクリアできないというSランクを一発クリア。初めてやったというバスケットボールもいきなりシュートを決めるなど、その身体能力の高さに日本人家族は度肝を抜かれた。
言葉や文化は違っても、通じ合える
言葉がまったく通じなくても、本当の家族のように仲良くなれる。彼らには悪意というものが存在しない。誰かを騙して自分が得をしようとか、誰かのものを盗んだり、平気で人を傷つけるようなことはしない。いつだって、純粋な目でまっすぐ気持ちをぶつけてくる。楽しいときは大人も子供も歌いながら踊り、悲しいときはみんなで泣く。だから、別れが本当に辛いのだ。便利なものにかこまれている、清潔な水とたくさんの食べ物が当たり前に手に入り、心だけがどんどん貧しくなっていく日本で、大切なものを思い出してくれる彼らに、いつかどこかで会いたいと思う。
ロイヤル後藤
深海魚
遠藤 恵里子