またやってしまった・・・。どうしてこんなことに・・・。誰しもがやってしまうミス。でも、ミスが多い人というのは存在するもの。その特徴は何か考えてみました。
・「ひやりはっと」が多い
fax番号を間違えて、別の会社に送ってしまった、データの入力漏れ、入力ミス・・・。特に問題にならないことが多いけれど、一歩間違えば取り返しがつかないミスのことをハッと気づいて、ヒヤッとするので「ひやりはっと」と言います。「ひやりはっと」が多いということは、お客様からクレームを受けるような事態を引き起こす「ミスの種」をたくさん持っているということです。この種は毒草ですから、大事に育ててはいけません。
①よく使うfax番号はあらかじめfax機に登録しておく。
②チェックリストを作り、入力漏れがないかをすぐに気付くようにする。
③目についたところから確認するのではなく、元データの順番に確認をする。
大事なことは「しくみ」を作ることです。しくみを作れば、あとはそのしくみ通りに行うだけで、ケアレスミスはなくなります。
・単純思考の人
つまり応用力がない人ということです。基本の知識があるがゆえに、基本通りにしか出来ないということ。言われたことしか出来ず融通が利かない、調べものをするにあたって1つの方法でしか調べない・・・。その場を切り抜ける対応だけをしてしまうと後になってやり直さなければいけないことになります。
①この先、何が必要になるのかを常に考え、最終的にどうなればいいのかという正解を明確にしておく。
②何に使う資料なのか、誰に配るのか、どこがポイントなのかを共有する。
最終目的がどこにあって、誰の為のものなのかを共有することがポイントです。
・思い込みの激しい人
毎回この商品だから今回も同じものに決まっている、この件に関しては何も触れていなかったが、きっと流れからしてこう言いたいのだろう・・・。これは危険極まりないことです。お客様と自分の考えが同じだと決めつけて良いことはありません。
①簡単なものでもいいので、書面をもらう。
②「このような考え方でよろしいですか」と具体的に話をする。
書面をもらう事で、「言った」「言わない」の不毛な戦いがなくなります。また、具体的に話すことで、お互いのイメージを近づける事ができます。
つまり「おしい残念な人」がミスの多い人なのです。あと少しなのに、詰めが甘い・・・。これはウサギとかめでいうウサギです。ゴール間近で気を抜き、負けてしまう。「おしいねぇ」という言葉は褒め言葉ではないことを覚えておきましょう。