【化粧品について】
メイク道具。それは女性が一度使い始めたらおそらく一生使い続けるであろう必需品だ。なのにその成分を見て買う人はほとんどいない。私もドラッグストアで安く、色味の良いもので、有名な化粧品会社くらいかどうかはチェックするが、それ以上はとくに追求していなかった。ところがとある講習会に参加したところ、いかに化粧品の使い方が間違っていたのかわかったのである。今回は知らないといずれ後悔するかもしれない、化粧品の成分について話させていただこう。
【アザレの講習会はこんな感じで行われる】
今回お邪魔したのが、創業38年になるアザレ化粧品の講習会だ。記者は立川会場のビューティー講座、10～15時の講習会に参加した。誰でもいつでも何度でも参加ができ、昼食付き。立川の他に、渋谷と錦糸町にも講習会場がある。午前中はアザレの歴史、午後はメイクレッスンを体験でき、とても充実した内容となっている。ただ化粧品を勧める販売目的だけのものとは違い、化粧品の歴史に触れる話を講師の方がしてくれるのだ。
【未来の肌への投資】
シミ・くすみ・ニキビなどない肌は誰でも手に入れたいだろう。若いうちは大丈夫、とスキンケアをおろそかにしていると10年、20年後にはそのしわ寄せが一気に来てしまう。正しいスキンケアを長年してきた人と、適当なケアで済ませていた人の肌は、年齢を重ねるごとにハッキリ違いが出てしまうのだ。実年齢より肌年齢が若い、理想の素肌を手に入れるには、化粧品から見直す必要があるのだ。では、実際にどうすれば良いか見ていこう。
【肌の状態を悪化する原因とは？】
そもそも肌トラブルの原因と対策とはなんなのだろうか？項目別に見ていこう。①効き目が強い②強制浸透力がある商品③皮膚呼吸を妨げる化粧品④弱酸性をうたっている商品⑤間違ったマッサージ⑥紫外線⑦ストレス発散⑧吹き出物には正しい洗顔
【①効き目が強い】
一般に人気のある化粧品というのは、結果がすぐ出る(即効性のある)商品であるが、その効果を出すためには薬品を使用しなければならない。結果、副作用(肌荒れなど)が出る場合があるのだ。例えば美白の一貫でシミを薄くする成分、ハイドロキノン(漂白剤)を使い続けると、雑巾を漂白剤に浸けているとやがてボロボロになるように、肌が痛んでしまうのだ。
【②強制浸透力がある】
合成界面活性剤が入っている商品に注意しよう。化粧品を含め、シャンプー、歯みがき粉に入っている場合が多い。植物性、とうたわれている商品は、アルキルという植物性の成分が1滴でも入っていれば、他の化合物が入っていても「植物成分配合」と宣伝できるのである。
【③皮膚呼吸を妨げる化粧品】
石油を精製した油というのが化粧品の成分に入っていることがある。リキッドならミネラルオイル、固形ならマイクロクリスタンワックスという成分がそうだ。ミネラルオイルというと聞こえは良いのだが、実際は肌にラップをして完全に蓋をした状態にされるのがこの成分である。
【④弱酸性をうたっている商品】
弱酸性でも石油性界面活性剤を使用していると肌に良くないのはご理解いただけただろう。
【⑤間違ったマッサージ】
顔の表情筋はとても複雑なので、顔マッサージは間違うと余計にたるみの原因になってしまう。そうならないために、通常、マッサージクリームを使うわけなのだが、普段使っている量のおよそ6倍の量を使用するため、皮脂線(天然のクリーム製造)がサボり始めて問題となるのだ。そのためアザレでは、水パッティングを勧めていた。やり方は簡単。洗顔後におでこなどの部位ごとに「せ・か・い・で・わ・た・し・が・い・ち・ば・ん・き・れ・い」というように15回軽く水をパシャパシャとかけるのだ。これだけで後々、肌の状態が全然違ってくるのだ。(記者も体感済み)【⑥紫外線】紫外線というのは、室内にいても浴びるものである。その対策として日焼け止めを塗るというのがあるが、皆さんはSPFとPAの違いはご存じだろうか？
【SPFとPAの違いについて 】
【SPFとは？ 】赤く炎症させる時間を遅くさせる。【PAとは？】UV-A。窓越し、カーテン越しに入ってくる。じわーっと黒くする。SPF15、SPF30、SPF50の数字は、多いほど効果が持続するものなのだが、SPF15だとおよそ5時間、SPF30だと10時間、SPF50だと16時間効果が続く。 PA+、 PA++ 、PA+++も同様だ。しかし国内で16時間紫外線にあたるということはまずないので、普段使用するならSPF15、PA+で充分なのだ。用途にあったものを使用することで肌に余計な負担をかけないようにするのが大切である。
【⑦ストレス発散】
脳は顔の表情筋でストレスを感じる。嫌なことがあっても笑顔でいれば肌もストレスを感じないのだ。
【⑧吹き出物には正しい洗顔】
毛穴の奥まで洗うことが最も重要である。それには石鹸を泡立てた泡洗顔がお薦めである。
【最後に】
いかがだっただろうか？それでも現在ある化粧品会社はおよそ3000社もあり、成分を見比べるだけでも疲れてしまうことだろう。そんなときは「安全の歴史を持つ」土から生まれたアザレの化粧品を試してみてはいかがだろうか？講習会に行っても、強制的に商品を勧められるということは絶対ないので安心して良い。一度覗いてみるのもいいだろう。午後のメイクレッスンはアザレのアドバイザーが個人の肌の状態を見ながら、その人にあったメイク方法を教えてくれる。メイクのバリエーションがワンパターンで飽きてしまった女性にも、違う自分に出会えるかもしれないのでお勧めだ。
【補足】
東京都健康安全管理センターで有害な物質を使っている商品の使用の注意を促しているので、こちらも見てみるのもいいだろう。
【編集部注】
当記事の掲載にあたり、アザレ化粧品様より事前に承諾を得ております。
ロイヤル後藤
深海魚
為本 晃弘