堺雅人がauのCMで暴走している!!堺雅人主演の「半沢直樹」をおさらいしよう★

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もともとは小説


この作品は、バブル末期に大手都市銀行に入行した半沢直樹が、銀行内外の人間や組織による数々の圧力や逆境と戦う姿を描くシリーズ小説をテレビドラマ化したもの。ちなみに原作者の池井戸潤も「バブル入行組」の銀行員であった。

日本企業の実態にアプローチ



ドラマで描かれる理不尽な上司、社内の熾烈な出世競争、社宅に住む妻同士の人間模様など、日本企業のありさまを鋭くえぐるリアリティの高い作品との評価を受け、サラリーマン層を中心に圧倒的な支持を集めた。ドラマ中で銀行幹部が繰り返し発した「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」というフレーズが、「この業界の実態を非常によく表している」と筆者の知人の現役銀行マンは語る。一方でベンチャー企業の経営者や外資系企業の従業員などからは「いかに巨大銀行とはいえ、そこまで嫌な目に遭うのであれば、さっさと辞めてしまえばいいと思うし、設定上、非常に優秀な人であるから、起業するなり転職するなりすればよいのでは?」などと、半沢の行動を疑問視する意見も多く出た。海外の女性人権家には「(当ドラマにおいて)サラリーマンの夫に尽くす貞淑な妻の存在が許容されていること」を問題視する者もいる。

主人公の必殺フレーズ


一世を風靡したのが、主人公の放つ「人の善意は信じますが、やられたらやり返す。倍返しだ!」という必殺フレーズ。そのわかりやすいヒーロー像は、「勧善懲悪」が好きな日本人から多くの共感を集めた。今年の「流行語大賞」に間違いないくノミネートされると誰しも疑わない。

驚異の視聴率


2013年の7月7日(日)の夜9時に放映スタート。約2ケ月半にわたり毎週日曜日の夜9時から放映された。初回に19.4%という驚異的な平均視聴率を叩き出し、視聴率はその後うなぎのぼり。最終回にはなんと42.2%を記録した。なお、関西地区では瞬間視聴率が一時50%超を記録した。日曜日の夜の9時といえば、休日明けの勤務を控えたサラリーマンの神経が最も高ぶる時間帯。このタイミングを狙って放映したことも成功の要因と考えられる。

日本からアジアへ


日本一有名な銀行マンとなった主人公の半沢直樹は、ついに海を渡る。10月中旬から台湾を皮切りに、アジアの他の国や地域でも放送される見通しだ。(出典:日本経済新聞社)
メガバンクを舞台に主人公が組織内の悪と戦うストーリーは日本人のみならず、アジア各国でも一定の共感が見込めるとの見方もある。アジアでの反応が楽しみだ。


(注)ビデオリサーチのデータをもとに作成。1977年9月26日以降に放送された番組(関東地区)。一般劇、スリラー・アクション、コメディ、時代劇が対象

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ライター

ライター三号

何もすることがないと思いきや一日にやることは思いの外多く過ぎてゆく日を大海のごとく背にしている。 Homepage / Facebook

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