ダメ学生ほど就活熱心な現実

スポンサーリンク

筆者は過去2年のうち、1年くらい日本にいて、たくさんの優秀な大学4年生に出会ってきた。彼らの共通点⇒就活無い内定(NNT)、どころか就活をまともに行っていない者が大半。ぼんやりしていたら取り残された、というわけでなくむしろ「自分の頭できちんと考えた結果、一般的な就活を行うという選択肢を消去した」という若者ばかりだ。胸が熱くなった。ゆとりだの、さとりだの言われているが、日本の若者も捨てたもんじゃない!(そもそも就職後にその無能力を揶揄される若者とは、賞味期限のとっくに消れた従来型の就活スタイルに盲目的に乗っかって社会人になった者であり、そのような「自分の頭で考えない」人間に対してあれこれ言っても仕方なかろう)

シュウカツ = オワコン 説


一般的な就活のあり方は、普通に考えたらとてもおかしい。ここにきてようやく「おかしくねぇか?」という論調が出てきた。健全な動きだ。

recruit

残念な国、日本


jinzai1

経済が右肩上がりでない時代、企業の栄枯盛衰も激しい。するとどうしても起きるのが「人の移動」。もっと条件のよい労働機会を求めて転職(転社)する労働者。業績不振のため労働者の首をカットする経営者。再就職に向けて活動する失業者。「人の移動」の増えた時代、リクルートに続けとばかり「人材」を商材として扱う商売が花盛りだ。ヘッドハンティング、海外就職、ソーシャルリクルーティング……何となく聞こえのいいこれらの事業に商機を見出す利に聡い若者が増殖中だ。少数の優秀な若者以外の、「多くの普通の若者」が新たな人材商売のカモになっていく。人材商法の原点はリクルートで、その派生形のようなビジネスもすべて、リクルート商法の焼き直しに過ぎない。そんなものに操られた人生で本当にいいのか?残念な国だ。

それでも就活やりますか?


jinzai2

それでもなお就活をしたい方、どうぞご勝手に。「就活せずにどうやって生きていくの?」なんて疑問を持ったあなた。そんなの自分で考えな。

スポンサーリンク
深海魚
ライター

深海魚

光がまったく届かない暗黒の世界に生息する人間。人生で必要な知恵はすべてR25で学んだ。右投げ右打ち。好きな駅名は「御花畑」。

新着記事


スポンサーリンク