ココイロスタイリストしゅんくんの部屋 ーある20代後半の女性(さき:仮名)のケースー

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※小林俊介さんの記事を代理投稿しています。

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さき(仮名)は、よく笑う人だった。
怒ったりしなさそうで、自己主張も強くなかった

そして、自己防衛の仕草である腕組みをする癖があり、

「別にただの癖だから気にしないで~」って、やっぱり笑っていた。

でも、ボクには無理して笑っているように見えたんだ。

 

「何でそんなに、笑っているの?面白くなかったら、楽しくなかったら、無理して笑わなくていいんだよ。そうやって自分を守ってきたんだね。笑顔でいることで自分を守ってきたんだね。でも、もう無理に笑わなくてもいい。無理に笑わなくても、そのままで充分魅力的なんだから。」

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さきはうつむき気味になって黙ってしまった。

「いろいろ感じることがあるんでしょ?本当は言いたいことや伝えたいことが、いっぱいあるんでしょ?さきは子供のように無邪気で透明な感性の人。思ったことを言ってみてごらん。きっと、さきの言葉は相手が一番聞きたかった言葉だと思うよ。」

「でも、嫌われちゃうかも・・・」

「大丈夫。意外と嫌われないから、試してみなよ。ただ優しい事を言ってくれる人は多いけど、本音を話してくれる人って少ないじゃん。だから、さきが話した本音はすごく響くだろうし、喜んでもらえると思うよ。もっともっと好きになってもらえるよ。届かなかったらそれはそれ、決めるのは相手なんだから。」

「うん。」

「人に合わせている自分が嫌なんでしょ?もっと、自分の感じたことを大事にしていいんだよ。

自分の価値観を伝えていいんだよ。まずは、自分を大事にして、自分を可愛がってあげなきゃ。さきの人生は誰のものでもない。さきのものなんだから。」

さきには恋人がいた。彼に自分の意見を少しずつ伝えるようになって、だんだんと、自分の気持ちに素直になれるようになっていった。

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そして、彼以外の人にも、徐々に自分の意見を言うようになった。
彼は「これ、実際どうなのかな~?」って迷うことがあると、さきに聞いてみる。さきは本音を話してくれるから。いいと思ったらそう言うし、微妙だと思ったら微妙だという。
本音を言ってくれるから、さきの意見を聞きたいんだろう。

久しぶりに会った友だちには「こういう感じの人だったっけ?変わったね」と言われるらしい。でも、友だち関係が崩れたりはしなかった。

そして、異性からのアプローチも増えたらしい。

腕組みの癖もいつの間にやらなくなった
自分を守るためにしていた腕を組む癖。彼女はもう自分を守る必要はなくなった。守らなくても、実は周りの人に認められていることに気づいたからだ。

今のさきの笑顔は、見ていて本当に気持ちいい。
もう自分を守るための作った笑顔ではない、心の底からの本当の笑顔なんだ。7

ライター


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ココイロスタイリスト:小林俊介
「あなたの色をみます」というセッションを路上と出張にて展開。
その人の特質、可能性、恋愛傾向、本音をズバリと言い当てる。恋愛系が得意。
スゴイ東京のライターとしても活躍中。

182109_409624745750691_402731388_nP.N いも2(いもに) ・イラストレーター。現在活動区域を拡大中。 好きなものは芋類と山と空。
http://mitsumitsu.jimdo.com/

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遠藤 恵里子
ライター

遠藤 恵里子

SUGOITOKYOの編集長してます。マンガ家になりたかったけどベレー帽が似合わなくてやめました。 好きな食べ物は豆腐。好きな指は中指です。よろしくお願いします。 Homepage / Twitter / Facebook

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