2014年2月3日にdocomoがgaccoというオンライン動画学習サービスを開始するようです。大学教授陣の本格的な講義を無料で受講出来るという
もので、ベンチャーとしては日本でschooが台頭してきたところで、今後どうなっていくのか、気になるところです。
株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)とNTTナレッジ・スクウェア株式会社(以下ナレッジ・スクウェア)は、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(以下JMOOC)公認の、日本初の大規模公開オンライン講座(MOOC注意1 )提供サイト「gaccoTM(ガッコ)」((別ウインドウが開きます)http://gacco.org/)を開設し、2014年4月14日(月曜)より順次開講いたします。開講に先立ち、本日2月3日(月曜)から受講生の募集を開始いたします。
「gacco」は、大学教授陣による本格的な講義を、学生に限らず幅広い方がパソコンやスマートフォン、タブレットによりオンラインで無料受講できるサイトです。ドコモとナレッジ・スクウェアが共同で提供し、JMOOCが講師の推薦やサポートを行います。(docomo報道発表より)
オンライン学習の概要は上のようなイメージです。オンライン上の教材を受講し、オンラインでコミュニケーションを図りながら、課題学習を行う。
一方、Schooも同じような形をとっていますが、先生方が学者から漫画家、フリーランス、起業家、投資家と多岐に渡り、リアルタイムでのチャットコミュニケーションが非常に盛んです。また、オンライン上で行われる質疑応答のウェートが比較的高く、課題は授業の最後に出されますが、学校の授業のように必ず出せという宿題ではありません。Schooの方がゆるい参加型なのではないかと感じます。
コンテンツ配信は、母体が大きい程、人的物的リソースが沢山ある為に、後発でも優位にたち易いメリットがあります。逆に言うと、ベンチャーがコンテンツ業でトップシェアをとる為には、大企業との熾烈な戦いを覚悟しなければいけないことになります。
schooはこれまでの数年間の実績があり、数百人の先生、多種多様な授業の蓄積があることで、コンテンツとしての信頼度が非常に高まっているように感じます。「この授業、schooでやって欲しいと思うくらい」との声もSNSなどで聞かれます。グロービスからの協力ももらったりしていました。
また、学級委員の募集と称してこれまでの動画コンテンツを使った外部イベントの奨励なども行っています。簡単なメールで申請出来るので、誰でも場所とPC、プロジェクター機器があれば、教室を開くことが出来るようになりました。
一方、MOOCの方はまだ試験段階なのか、HPを見る限りはほとんどコンテンツがありません。これから拡充していくのだと思います。
今後、MOOCに目が離せません。
(参考サイト)
schoo WEB Campus 本校舎β版
日本初の大規模公開オンライン講座(MOOC)サイト「gacco(ガッコ)」を開設-本日2014年2月3日から受講生を募集-(docomo報道発表)
大規模オンライン公開講座(MOOC)(東京大学HP)
MOOCとは(Wikipediaより)