SNSで日本の若者が壊れていく

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以前から、TwitterやFacebook上でふざけた行動を自ら公開し、炎上してしまう若者はいた。しかし、この2カ月間の頻発具合は異常だ。7月に、コンビニチェーン・ローソンの従業員がアイスケースに入った写真をFacebookに投稿。店舗は同社からフランチャイズ契約を解除される大事に。これは大きなニュースになったのだが、連発して似た事件が起きた。同じくコンビニチェーン・ミニストップでは高校生がアイスケースに入り、店は被害届を提出。お弁当チェーン・ほっともっととステーキハウス・ブロンコビリーのアルバイトも冷蔵庫に入り、丸源ラーメン門真店では女性スタッフが冷凍ソーセージをくわえた。バーガーキングではバンズに寝そべり、ピザハットではピザ生地を顔に貼り付けるアルバイト店員も現れた。どのケースも本人の氏名や学校、アルバイト先が特定され、炎上。厳しい処分が下されている。前出のブロンコビリー足立梅島店にいたっては、店舗を閉める事態になり、同社はアルバイトに対し、損害賠償の請求を検討しているという。(以上http://biz-journal.jp/2013/08/post_2750.html より)

また今日も事件は起きた


日本ではここ最近、上記のごとき事件が頻発。これを物している本日(8月28日)も、回転寿司チェーンで発生した新たな事件(客の男性がしょうゆ差しに直接口をつけている画像がネットに出回った)が世間を賑わせている。これら問題となった画像のほとんどが、TwitterやFacebookに投稿されたものだ。



バカ発見器


日本ではtwitterは別名「バカ発見器」と呼ばれ、バカ者のバカさ加減を白日の下にさらす、あたかも「知性の欠如を映す鏡」のように見られている。TwitterのみならずFacebookしかりである。

知性レベルとFacebookへの依存度は反比例


筆者の周りでも、知性レベルとFacebookへの依存度が反比例となる傾向が見られる。賢者は、よほど商売上の特別な目的がある場合を除いて、むやみに自分の私生活を世間にさらさないものである。ネットに三度の飯の写真を投稿する行為が、深慮遠謀にもとづくものだとは到底思えない。



バカのおかげ


「バカ発見器」とは言い得て妙である。ネットが人々を愚かしくしたのではない。ネットは愚かな人間の存在を可視化したにすぎない。今日も明日も、常識を超越した「バカ」が発見され、バカがもたらした「社会の小さな混乱ぶり」に人々は内心小躍りしつつも、バカに向かって拍手喝采の代わりに容赦ない罵声を浴びせ、日常のストレスからのささやかな解放を楽しむのだろう。

いびつなネット社会


ネット言論社会の「健全性」を支えているのは、蜜の味がする「他人の不幸」を安全な場所から弄んでいる屈折した「バカ発見者」たちである。

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ライター

ライター三号

何もすることがないと思いきや一日にやることは思いの外多く過ぎてゆく日を大海のごとく背にしている。 Homepage / Facebook

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