候補者出揃い
都知事選の執行がいよいよ迫ってきました。出揃った16名の立候補者。猪瀬失脚後の都政を率いるのは一体誰でしょうか?
●おもな候補者(届け出順)
宇都宮けんじ、ドクター・中松、田母神俊雄、舛添要一、細川護熙、マック赤坂、家入一真。
【2014年1月23日付SUGOITOKYO記事 タイトル:元引きこもり、上場企業の元社長が、都知事選に立候補した。】
都知事選に立候補したのは、自由気ままな連続起業家
先日、連続起業家の家入一真さんが、都知事選に立候補されました。一時はNHK「ニッポンのジレンマ」に参加するので
立候補しないという話でしたが、土壇場になり、立候補する決意を固めたようです。
起業家としての経歴はほとんど伝説に近いほど凄い。。。
家入さんは、paperboy&co.という会社を立ち上げて、最年少でJASDAQに上場し、現在も無料でネットショップを立ち上げることが出来るサービスBASEの共同創業者をやっていたり、
現代の駆け込み寺Livertyを全国に作り、社会的な立場を見出しにくい若者達のコミュニティスポットを作ったりしています。
この人の企業の特徴としてある特定のテーマにおける「容れ物」を作ってあげて、それを使う人に自由に任せる、という面があります。
家入さんの半生を綴った本は「こんな僕でも社長になれた」という書籍で読むことが出来ます。
中学の頃にある事件をきっかけに引きこもりになってしまった話、
住み込みで新聞配達のアルバイトをしていた話(paperboyは当時の経験がきっかけになっています)、
インターネットと出会った話、etc,,,
自分自身が様々な人間関係に苦しみ、社会から逸脱し、挫折を経験しながら、事業家として成功した経緯がある為、
現代の若者達が自己の存在意義を見失い苦しんでいる状況を見据えて、鋭い問題意識で意見を発信し続けています。
一方で、イベントをドタキャンしたり、ビジネス上で取引していた相手方にお金を支払っていなかったりなど、
社会通念に対してあまりに自由な為に、様々なトラブルや誤解を招いてネット上で何度も炎上し、評価を落としてきた
のも事実です。
(早稲田祭のイベント「日本炎上」:普段は僕がイベントに遅刻したりドタキャンする側だけど、ひろゆきさん来てくれるかなあ笑 と言っている。。)
クリエイター若野桂さんに実業家の家入一真さんが仕事を依頼するも、
デザイン料が支払われていないことが判明!? (Togetterまとめ)
SNSのハッシュタグを使ったネット拡散活動
さて、家入さんの選挙キャンペーンHPはこちらです。
#ぼくらの選挙 でツイートされた意見をとりまとめ集めて、家入さん独自の視点で政策提言を考えて行くようです。
つまりその場その場リアルタイムで考えながら臨機応変に変えていく、起業家の間でここ数年流行っている「リーンスタートアップ」や「グロースハック」にも
似た手法で政治について考えていくやり方は新鮮に思えます。(横浜市議の伊藤さんという方もTwitterを利用したり、オープンデータを用いた政治参加のありかたについて述べています。)
ハッシュタグ「ぼくらの政策」のツイート一覧(Twitterより)
選挙ボランティアの為のFacebookグループも既に400人以上の人が集まっているようです。
これまでの発言の反応を見る限り、「どうしようもない」「泡沫候補にもなれない」などといったアンチ家入さんの意見ももちろん沢山あるのですが、
家入さんの選挙支援を行う新田さんというブロガーの方が家入さんの先見性を示唆しています。
世界で最も高齢化が進む我が国の成熟社会の行く末を、独自の視点で鋭く見抜き、熱い思いを持っていることが分かって驚いてしまった。堀江貴文さんらの著名人を魅了する理由がやっとわかったのだ。
実際、気が付くと有能で個性的な若者がどんどん彼の周囲から現れる。
なんとなく接していて、筆者は子供時代に読破した横山光輝の「三国志」を思い出し、「たぶん劉備玄徳ってこんな感じのリーダーだったんだろうな」と腑に落ちるようになった。(アゴラより)
今回の動きによって、より若年者の政治参加の意識が高まって、「一緒に政治について考えよう!」という人達が増えていったらいいと思います。
(参考資料)
2014年東京都知事選(朝日デジタル)
「居場所がある街、東京」を–起業家・家入一真( @hbkr )の都知事選出馬へ向けた記者会見を書き起した (Narumiのブログとまとめ)
家入一真を支援する会
こんな僕でも家入一真の参謀になれた(アゴラ)
【2014年1月23日付SUGOITOKYO記事 タイトル:最も注目を集める「あの泡沫候補」の意外な横顔】
永遠の泡沫候補
財団法人スマイルセラピー協会会長、スマイル党総裁。今回も人々の期待に応えて都知事選に出るらしい(⇒立候補は期待されていても当選は期待されていない、というお気楽なポジションを確立済み)
私の目撃談
もうずいぶん昔ですが、渋谷駅のハチ公のそばでマックを見かけました。何かパフォーマンスを終えた後のようで、一人で撤収モードに入っていました。エアロビで使うレオタードのようなものを身に着けていたと記憶しています。髪の毛もじゃもじゃのあたまにはバンダナのようなヘアバンドをしていました。余分な贅肉のない、引き締まった小柄な体つきでした。
実は超エリート!
実はこのマック赤坂。学歴を知ってびっくり!伝説の外交官杉原千畝と同じ高校を出て、その後進んだのが京都大学です!!!京都大学といえば、1,000人受験しても3人くらいしか入れない、超難関大学です(たぶん)。そして京都大学を卒業後は、伊藤忠商事という、三菱商事や三井物産などと並び称される超エリート商社に入社。合コンで伊藤忠商事の名刺を出したら100%お持ち帰りできるという都市伝説もあながち嘘ではないそうです(関係者談)。
経営する会社は大儲け!
彼はサラリーマンを辞めた後、希少金属(レアアース)を扱う専門商社を始めました。あんな風貌で実は社長だったのです!!!この会社がまた尋常でないくらい儲かっていて、過去には莫大な所得隠しをしたとして国税庁に摘発されるほどでした。超リッチなマックにとって、供託金3百万円の没収など痛くも痒くもないはずです。
勢いに乗るマック、映画にも出演!
彼の華麗な経歴に拍車をかけるように、映画への出演オファーが舞い込みます。すごいぞマック!ついに彼は映画界にデビュー。もともとは貧しい家庭に育ったとの説もあり、まさに絵に描いたようなシンデレラストーリー(選挙で落選を繰り返している点を除けば)。
マック赤坂の政見放送
今回の都知事選について
彼が当選できるほど世の中は甘くありませんが、彼はまた好き放題やって楽しむのでしょうね。スマイルッ!!!
【2013年12月25日付SUGOITOKYO記事 タイトル:大予想・都知事選候補者の顔ぶれ】
年明けの都知事選。選挙予想には定評のあるSUGOITOKYO。各種報道をもとに現在名前の挙がっている候補者をまとめてみた。
舛添要一
丸川珠代
宇都宮健児
中松義郎
ビートたけし
北野武(経済問題評論家)
東国原英夫
滝川クリステル
小池百合子
家入一真
都民の関心は・・・
ビートたけしや家入一真が出馬したら盛り上がるでしょうが、その可能性は低いでしょう。滝川クリステルが当選するとは思えないし。他の面々は、、、新鮮味のないメンバーですね。選挙の争点が「原発問題」だとすれば、無難な候補者が勝つ、予定調和的な選挙になるのでしょうね。個人的にはそれでいいと考えますが、ハプニング・アクシデント大好きの一般大衆からするとつまらない。都民の関心はすでに「猪瀬事件の真相究明」から「マック赤坂候補がどんなコスチュームで政見放送に臨むのか」へと移っているような気がします。