オーストラリアでのイベントで起こった事件
2015年5月に、オーストラリアのメルボルンのショッピングセンターでディズニーのイベントが行われた。このイベントを楽しみにしていた先住民族アボリジニの女の子サマラちゃんだが、信じられない事態に巻き込まれたしまったのだ。
未だにある人種差別
サマラちゃんは『アナ雪』が大好きということで、エルサのコスプレをしてこのイベントに参加。楽しい時間を過ごしていたが、同じイベントに参加していたある親子連れから「どうしてエルサの格好をしているの?エルサは黒人じゃないでしょ」と言われたのだ。
この事件を母親がFacebookに投稿
サマラちゃんはひどく傷つき、白くなるようお風呂で肌をごしごしと擦るようになったという。母親のレイチェルさんは、このときのことをFacebookにアップ。この記事は、次第に全世界に広がりを見せ、ついにはディズニーにまで届いたのだ。
サマラちゃんが本物のエルサとご対面
この悲しい出来事を知ったディズニーは、早速サマラちゃんにメッセージを届けた。送り主はエルサ本人。その後、サマラちゃんは招待されたディズニーのイベントで本物のエルサに会うことができた。事件後、引きこもり状態だったサマラちゃんを勇気づけたディズニーの計らいに、レイチェルさんは、「イベントに招待され嬉しく思っています。しかし最も嬉しかったのは、全世界の皆様からいただいたメッセージです」と感激のコメントをした。