夢の国を創り上げるキャストたち
東京ディズニーリゾートで働く人たちはキャストと呼ばれます。この多くはアルバイトなのですが、とても教育ができていて他業種、他業界からもその育成方法が見本とされています。サービス業のトップに君臨するディズニーランド。優れたキャストはどのような環境で育っているのでしょう。
スピリット・オブ・東京ディズニーリゾート
11月9日に「スピリット・オブ・東京ディズニーリゾート」というものが終了しました。これは1991年に始まったスタッフの奨励制度とも言えるもので、簡単に言うとキャスト同士が褒め合うというものです。
どのように褒め合うのか
キャストは互いに「素晴らしい行動をしたキャスト」に、専用カードを用いてメッセージを書き込むのです。カードには相手の名前や所属部署を記入して、そのメッセージが相手にもとに届くようになっています。
カードの内容は
メッセージの内容はとにかく相手を「ベタ褒め」する言葉ばかりです。このメッセージの数や、仕事内容がよかったキャストには「スピリット・アワード」という賞が贈られ、表彰されます。相手を褒めるには相手をよく見ていなければいけません。それによってキャスト同士のコミュニケーションも上手くいくということなのです。自分たちの会社にも取り入れてみてはいかがでしょう。