【ピース又吉という男】
ピース又吉のことは、好きでも嫌いでもなく、可でも不可でもなかったのだが、あることがきっかけでストライクゾーンのど真ん中に位置することになる。そのあることとは、雨トーク!!
の番組で、又吉が本大好き芸人として出演したことで、彼の本に対する熱意が自分と似通っているとわかってからだった。とまらない好きという感情の超特急。今回は又吉の魅力について話そうと思う。
【本大好き芸人】
彼は大の太宰治好きである。彼がふと不動産に行った途中で寄った桜の木の近くに太宰治が眠る墓があったり、住もうとしたところが、太宰治が住んでいたところという奇跡まで起こしている。古本屋を巡る彼の目は、輝きに満ちていて、「悪の華」を見つけたときの静かな興奮は、彼の人格がよく出ていてとても好感を持てた。そして、本にはお金を惜しまない姿勢も良い。悪の華は15000円と高額だったが、彼は即決していた。彼の本に対する愛情は本物だ。本を見る体勢は、机の下だったり狭いところが好きなようで、私もベッドの下の隙間だったり、押し入れのなかだったりするので、共通点が多いことを嬉しく思った。
【休日を本と共に】
一度、本との波長が合うと、誰にも邪魔されない世界に入り込む。自分の周りの空間だけが別世界で、食べるのも寝るのも忘れ、ひたすら物語を読み進めるのだ。主人公の感情がまるで自分のことのように、泣いたり笑ったり、忙しく表情を変える。あっという間の休日を終え、湯船に浸かり、ゆっくりと、深く息を吸い、はく。目を閉じ、体に浸透させるように物語をなぞる。そうして寝床につき、一日を終えるのだ。
【又吉オススメの本を本屋の一角に並べて欲しい】
彼が選び抜いた本をオシャレな本屋の一角に、特設コーナーとして置いてもらいたい。立川のグランデュオ内にあるオリオン書房。雑誌「リンネル」から飛び出してきたかのようなナチュラルな雑貨も置いてあり、座って本の試し読みができるように、至るところに椅子が設置されているのも魅力だ。貴方もあなたにしか見つけ出せない一冊を探してみてはいかがだろうか。