テルテル坊主は、ティッシュや白い布で作った人形を軒先やベランダに吊るして、「てるてるぼうず、てるぼうず、あした天気にしておくれ~」と歌いながら、明日が晴れるようにお祈りをする、日本の有名な晴れ乞いのおまじないだ。たまたまテルテル坊主を見かけて、テルテル坊主ってそもそも何なの?って思ったので調べてみた。
テルテル坊主の正しい吊るし方

1.のっぺらぼうの白いテルテル坊主を吊るす。
2.その後晴れたら目鼻などの顔を書き、お神酒を備える。そして、川に流す。
3.晴れなかった場合はのっぺらぼうのまま川に流す。
みんな、目鼻を書いて吊るしてますよね笑
だから小学校の時、遠足の日、晴れなかったのか~泣
また、雨が降って欲しい時は、上下逆さに吊るしたり、黒い布で作るといいらしい。
テルテル坊主は実は女の子だった!?
昔、中国に晴娘(チンニャン)という美しい娘がいました。ある年の6月、村が豪雨に見舞われ、大洪水が起きました。晴娘が雨の神の竜神に向かってお祈りをしたところ、「お前が雨の神の后になるのであれば望みを叶えよう」と声がして、晴娘はそれを受け入れました。すると、竜神と晴娘の姿は消え、雨はスッカリやみました。それ以来6月に雨が降り続けると、人々は晴娘を偲んで軒先に箒を持った少女の切り紙の人形を吊るすようになりました。
この人形が日本に伝わり、日本では雨乞いや雨やみの行事を坊主がやっていたことから、人形が少女から坊主に変化していったと言われてる。テルテル坊主はもともと少女だったのだ。山陰地方では、今でも少女のテルテル坊主を吊るしている地域があるようだ。
台風がまた近づいているようなので、この機会にテルテル坊主を作ってみてはいかがだろうか?