【ネタバレ有】薄幸の少女は白雪のように… ソードアート・オンラインのサチを語る!

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サチの魅力


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私が、ソードアート・オンラインを語る理由に、この作品の大きなテーマ性があります。それは、仮想現実だからこそ輝く人の死生観です。今回は、ソードアート・オンラインの登場人物であるサチについて語ろうと思います。
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サチは、月夜の黒猫団というギルドに所属する少女です。学校のクラブメンバー共にソードアート・オンラインというゲーム世界にログインし、狂気のデスゲームに巻き込まれた薄幸の少女です。気が弱く、お となしい彼女はパーティの前衛担当なのですが、敗北が即、自らの死を意味する世界で戦っていけるほどの精神的な強さを持つことができませんでした。おそらく、現実世界ではどこにでもいるような少女なのでしょうが、弱肉強食であり弱いものが淘汰されるこの世界で、彼女の弱さは罪でした。最終的 には迷宮のトラップに引っ掛かり、死の運命にその身を委ねることになります。それがこの作品の主人公であるキリトという少年の精神的な楔となり、永遠に忘れることの出来ない思い出に昇華されるのです。彼女は、わずか一話にも満たない、半話程度の登場人物なのですが、作品の根幹を支えるほどの人気があります。なぜなら、彼女はこのソードアート・ オンラインという物語の象徴だからです。

作品の無慈悲さに感じるリアリティ


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プレイ後、わずか一ヶ月で死者は二千人になりました。このゲームに適合できず、魔物にやられてしまった人間だけではありません。そこには現実を受け入れられなかった自殺者も含まれています。その後、死者の数はぐっと減り、最終的な死亡者は二年間で四千人なのですが、主人公であるキリトのようにヒーローとして輝く人物もいれば、サチの ようにその影で、ひっそりと静かな終焉を迎える者もいます。誰もが主人公になれるわけではなく、絶対的で無慈悲かつ不条理な死を与えられる世界 は、はたして仮想現実なのでしょうか?.hackシリーズは、確かに仮想現実世界での大きな事件を扱った作品でしたが、私はそこに悲惨さを感じませんでした。事件の被害者が惨酷な死を 迎えることもありませんでしたし。けれども、ソードアート・オンラインは同じ仮想現実のオンラインゲームを扱った作品であるにもかかわらず、無慈悲な悲惨さを強く感じました。これが、私をソードアート・オンラインに夢中にさせる強い要因となりました。ソードアート・オンラインは、仮想現実を通して、現実を描いた名作です。アインクラット編であるアニメ14話までを見ていただけると、とても胸高鳴る感動を得られるでしょう。

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匿名ライター
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匿名ライター

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