お金は好業績のときに借りるべし【元都銀マンの知恵】

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銀行の内実を熟知した元都銀マンによる中小企業経営者向けコラム。今回は「お金の借りどきについて」です。

晴れたときしか傘を貸さない銀行


「銀行は晴れたときに傘を貸して、雨が降ると傘を貸さない」と言われます。本当でしょうか?本当です!業績が下降、資金繰りが悪化している会社に、あなたは安心してお金を貸せますか?

お金は業績が悪くなる前に借りましょう


経営者であればご存知のとおり、業績が伸びる局面ではお金が必要です。一方、業績が悪化してもお金が不足します。そして業績悪化後に銀行に借り入れの相談に行っても手遅れです。事業の先行きに不安があるなら前もって借りておくのが得策です。そうすれば審査に苦労しません。その分の金利は今なら年率1-2%に過ぎません。「保険料」と割り切ってください。

実績半分、見込み半分?


筆者は銀行員時代、上司から「融資は実績半分、見込み半分」と言われました。「この企業の業績は将来伸びる見込みである」だけではお金を貸す理由としては不十分で、過去の結果も考慮するという意味です。現場における私の肌感覚的には、銀行の実際の融資判断は「実績8割、見込み2割」でした。さすが銀行、かなり保守的ですね。たとえ将来に向けて描いた業績予想がバラ色でも、これまでのパフォーマンスが不振であれば、銀行はお金を貸しません。

「見込み2割」に隠されたチャンス


現場の銀行マンはつねに営業ノルマに追われていて、「お金を貸せる先」がないか血眼で探し回っています。先述のとおり銀行の融資判断は「実績8割」ですので、将来の収支見通しが多少悪くても過去の実績がそこそこであれば、前向きに検討し(たがり)ます。あなたが中小企業の経営者で、事業の先行きに関して懸念材料があったとしても、その点については強調せず、むしろ銀行の好きな「実績8割」を強調して資金の手当てをしておくのが賢明です。銀行マンとしても目先の営業成績が欲しいので、お金が貸しにくくなるような都合の悪い話は聞きたくない、というのが本音です。両者の「利害の一致」を上手に利用しましょう。

わかりやすくいうと


サラリーマンが脱サラする前に住宅ローンを借りたり、クレジットをカード作ったりするでしょう?これらと同じことです。

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