大人になって神社参拝時の正しい礼儀作法を知らないと恥をかきます。この機会に、特に難しい「(神社参拝時の)柄杓の正しい使い方」を知っておきましょう。
柄杓とは

まず、柄杓(ひしゃく)とは、日本人なら誰でも少なくとも1度や2度は触れたことがあると思いますが、水(汁物)や湯をくみ出すのに用いる日本の器具です。円筒形や椀形の容器に長い柄がついている、という構造です。素材は木製(竹製)・金属製があります。もちろん最近ではプラスチック製のものもあります。日常で柄杓をよく目にする場所は、神社の手水舎です。また、お墓参りの際に、墓石に水をかけるときにも柄杓を使用します。余談ですが茶柄杓という茶道具の一種をご存知ですか。これは茶釜から湯を汲み出すときに用いる小さな竹製の柄杓です。この道具には日本ならではの趣がありますね。
手水舎とは

鳥居をくぐると次に待っているのが「手水舎」。ここは、神前に参る前に身(実際は手と口)清める場所です。
柄杓の正しい使い方

手水舎で手と口を清めてから参拝をしましょう。これは、神前に参る前に身を清めるという意味があります。まず、右手で柄杓を持ち水をくんで、その水を左手にそそいで左手を清めます。ついで、柄杓を左手に持ち換え、同じように右手を清めます。そして最後に、また柄杓を右手に持ち換え、水を汲み、その水を左の掌に受け、その水で口をすすぎます。柄杓に直接、口をつけてはいけません。
出典:愛宕神社HP
身を清めた後は

水手舎では上手に振る舞えたでしょうか。では身を清めた後はいよいよ神前に移動します。お賽銭箱にお金を入れましょう。