【速報】アンパンマン生みの親　やなせたかしさん94歳で永眠

94歳で永眠

アニメ・絵本で世界的に人気の「アンパンマン」シリーズで著名な、漫画家のやなせたかしさんが10月13日、がん転移による心不全のため、都内の病院で亡くなった。94歳であった。

やなせさんは漫画界の長老として90歳を超えても精力的に活動を続けていたが、今年8月下旬よりすい臓がんのため入院していた。

三越宣伝部でデザインを担当したのち、漫画家として独立。自身の戦争体験を下敷きに「何よりまず飢えた人を救うのが本当の正義の味方」という考えが、自分の顔をちぎって与えるアンパンの誕生につながった。

アンパンマンは世界中で放映され、とりわけ東南アジアで大ヒット。ところが欧米では「自己犠牲」「カニバリズム（人が人を食べる）」「人種問題（アンパンマンが黒人に見える）」などを指摘する声もあり、完全に受け入れられたとは言いにくい状況もあった。

日本で、海外で、今でも多くの子どもたちに愛され続けるアンパンマン。やなせさんのご冥福をお祈りする。